犬のしつけはなぜ必要?目的と大切な5つの理由を解説」

犬のしつけはなぜ必要なのでしょうか。
犬自身の安全、飼い主との生活、周囲とのトラブル防止など、
しつけが必要な理由と最初に教えたい基本をわかりやすく解説します。
「犬は家族の一員なのだから、厳しくしつける必要はないのでは?」
「そもそも犬のしつけは、なぜ必要なの?」
犬を迎えたばかりの方の中には、
このように疑問を感じる方もいるでしょう。
犬のしつけは、
人間の言うことを無理やり聞かせるために行うものではありません。
犬自身の安全を守り、
人と犬がお互いに安心して暮らすために必要なルールを教えることが、
しつけの大きな目的です。
この記事では、犬のしつけがなぜ必要なのか、
しつけをしない場合に起こりやすい問題、
まず確認しておきたい基本的なしつけについて解説します。
犬のしつけはなぜ必要なのか?
犬のしつけが必要な理由は、
大きく分けると次の5つです。
1.犬自身の命と安全を守るため
2.
飼い主と安心して生活するため
3,他人や他の犬とのトラブルを防ぐため
4.犬のストレスを減らすため
5.災害や病院など非常時に備えるため
単に「おすわり」や「待て」ができるようになることだけが、
犬のしつけではありません。
日常生活の中で「してよいこと」と「してはいけないこと」を
犬が理解できるように教えることが大切です。
1.犬自身の安全を守るため
犬のしつけで特に重要なのが、安全確保です。
たとえば
散歩中、犬が突然道路へ飛び出そうとしたとします。
このようなときに、
「待て」
「おいで」
といった指示を理解していれば、
交通事故を防げる可能性があります。
また、散歩中の拾い食いを放置すると、
腐った食べ物や薬品、タバコ、異物などを口にしてしまう危険があります。
「ちょうだい」「離して」などを教えておくことも、
犬の命を守ることにつながります。
つまり犬のしつけは、芸を覚えさせるためではなく、
危険から犬を守るためのコミュニケーション手段でもあるのです。
2.飼い主と犬が安心して暮らすため
犬と生活すると、さまざまなルールが必要になります。
トイレの場所を覚える、家具を噛まない、食卓の食べ物を勝手に取らない、
玄関から飛び出さないといった基本的なルールです。
何も教えなければ、犬は人間社会のルールを自然に理解できるわけではありません。
その結果、飼い主が毎日のように叱ることになり、
犬も「なぜ怒られているのかわからない」という状態になってしまいます。
最初から分かりやすいルールを決め、家族で一貫して教えることで、
犬も何をすればよいのか理解しやすくなります。
しつけは犬を縛るものではなく、
犬と飼い主がお互いに暮らしやすくするための共通ルール作りと考えるとよいでしょう。
3.他人や他の犬とのトラブルを防ぐため
犬との生活は、飼い主と犬だけで完結するものではありません。
散歩に出れば、子ども、高齢者、自転車に乗っている人、
他の犬など、さまざまな相手と出会います。
犬が興奮して人へ飛びついたり、他の犬へ向かって激しく吠えたり、
散歩中に強くリードを引っ張ったりすると、思わぬ事故につながることがあります。
飼い主にとっては「うちの犬は遊びたいだけ」と思える行動でも、
犬が苦手な人にとっては恐怖を感じる場合があります。
集合住宅では、無駄吠えが近隣トラブルになることもあります。
犬と快適に暮らしていくためには、家庭内だけではなく、
社会の中で周囲に迷惑をかけずに生活できるようにすることも大切です。
4.犬のストレスを減らすため
「しつけをすると犬が窮屈になるのでは?」と考える方もいます。
しかし、適切なしつけは逆に犬の安心につながることがあります。
毎日ルールが変わったり、
昨日は許された行動を今日は突然叱られたりすると、
犬はどう行動すればよいのか分からなくなります。
一方、
「ここで待てばいい」
「トイレはここですればいい」
「飼い主に呼ばれたら戻ればいい」
ということを理解している犬は、
生活の予測がしやすくなります。
大切なのは、恐怖や痛みで従わせることではありません。
犬が理解しやすい方法で望ましい行動を教え、できたときに褒めることが基本です。
5.動物病院や災害時にも役立つ
犬のしつけは普段の生活だけでなく、非常時にも役立ちます。
たとえば動物病院では、診察のために身体を触られたり、一定時間じっとしている必要があります。
日頃から人に身体を触られることに慣れている犬は、
診察や日常のお手入れを受けやすくなります。
また地震や台風などで避難が必要になった場合、
キャリーバッグやクレートの中で過ごさなければならないこともあります。
普段からクレートに慣らしておけば、非常時の負担軽減につながります。
しつけは問題行動を防ぐだけでなく、
普段とは違う環境でも犬が落ち着いて行動するための準備でもあります。
犬をしつけないとどうなる?
すべての犬に必ず問題が起きるわけではありませんが、
必要なルールを何も教えずに生活すると、飼い主が困る行動が習慣化する場合があります。
たとえば、無駄吠え、噛み癖、飛びつき、拾い食い、
散歩中の引っ張り、トイレの失敗、留守番中のいたずらなどです。
特に注意したいのは、
一度習慣になった行動を後から修正するには時間がかかる場合があることです。
犬がまだ問題を起こしていない段階から、
少しずつ家庭内のルールを教えていくことが大切です。
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